TVピープル

2005年11月19日 読書
ISBN:416750202X 文庫 村上 春樹 文藝春秋 1993/05 ¥450

ここのところ、結構疲れていて、読んでいる途中眠くなってギブアップしたりして読み終えたからなのか、一回目じゃまったくもって意味がわからなかった。
この人精神的におかしくなってるのかな・・・ぐらいはわかったけど。
(デモ『花より男子』は、2日で38巻読みきったけどネ)
2回目でやっと、この人の気持ちがつかめてきた・・・気がするような。この本の中に入っていけた気がする。
それでもう私の中では、「TVピープル」はかなり妄想の生物でどーでもいい存在になったんだけどね・・・。

どっちにしろ、とても悲しかったよ。
かわいそうな気がした。
この人自身も、この人に関わる人たちも。



「奥さんはかえってこないよ」



なんとかなると思うのかな?
なんだか愛とは別次元の話のような気がする。
「人格」に関する部分を彼は傷つけたと思う。



わたしもなんだけど。



「たぶんそれを個人的な侮辱と感じたのかもしれない」
でも、彼は思ったままを言ったまでだ、という。



どうしてだろう。
彼はそれがわかっているのに、なぜそれを言ったのかな?
そういう風にしか考えられ無い?

「間違ってる」と感じてるのに。




とても、かなしくなった。
久しぶりにまた泣いたよ。

コメント